今回は、医療英語のおすすめ本を、11冊厳選してご紹介します。
「英語で患者さん対応がしたい」
「いつでも対応できるように一冊は持っておきたい」
こんな方向けに、現場ですぐ使える本を集めました。
本を紹介する私は…
◎英語学習歴15年
◎ニュージーランドにワーホリ歴あり
◎TOEIC850点
◎英語・中国語で患者さん対応経験あり
こんな私が、本を選ぶ際に役立つ
【難易度】
【おすすめポイント】
【ちょっと残念な点】
などを詳しく書いています。
英語で患者さん対応できたらステキですし、まさに即戦力ですよね。
いざという時のため、ぜひ一冊は医療英語の本を持っておきましょう。
初心者からOK!
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【病院で使える英語を身につける】
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【看護師の英語勉強法】
勉強のコツは3つ!語学オタクの元看護師が教えます
【医療英語おすすめ本】CDは面倒で聞かない…音声ダウンロード付
語学書に付属のCD、勉強のたびにセットして聞くのは面倒ですよね。
ついつい、発音やイントネーションをあやふやなままにしてしまいがち。
学習を継続するコツは、『面倒』を減らすことです。
スマホで音声ダウンロードできると、『聞く学習』がおっくうにならないですよ。
電車を待ちながら、お皿を洗いながら、こんなスキマ時間を利用して聞き流しにも便利です。
ぜひ活用してみてください。
①『医師のための医療面接の英語』(アスク出版)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇各科の診察シーンで必要となる問診表現を網羅。専門用語は多いですが、使われる文法は難しくない。
〇看護師が患者さんの症状を確認するのにも役に立つ。
【ちょっと残念】
●音声ダウンロードの手順がやや複雑。
スマホに直接ダウンロードするか、audiobook.jp(アプリ)で利用可能。ワンクリックで音声再生できる教材と比べるとやや面倒。
②『医師のための身体診察と検査の英語』(アスク出版)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇診療科別に身体診察で使う英語を詳しく説明。イラストが豊富。
〇看護師がバイタル測定、症状観察するのにも役に立つ。
【ちょっと残念】
●音声ダウンロードの手順がやや複雑。
スマホに直接ダウンロードするか、audiobook.jp(アプリ)で利用可能。ワンクリックで音声再生できる教材と比べてやや面倒。
③『医療スタッフのための英会話ハンドブック』(研究社)
満足度 ★★★★★ 難易度 ふつう~やや難
【おすすめポイント】
〇日米の医師が共同で作成。より実践で役に立つ内容。
〇症状別+初診・再診に分けて、患者さんとの会話例あり。
〇無料の音声ダウンロードがpotcast対応で簡単!
④『病院スタッフのためのシチュエーション英会話』(メヂカルビュー社)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇広く病院スタッフ向けなので、受付や会計時のロールプレイもある。
〇無料音声ダウンロードが簡単!
〇災害時対応も網羅されているのは貴重。
【ちょっと残念】
●医療シーンを広くカバーしているが、各内容は浅め。医療英語の語彙を増やしたい場合は他の本も合わせて使いたい。→医療英語の入門時におすすめ
【医療英語おすすめ本】持ち運びに便利なポケットサイズ
ポケットサイズ本のメリットは、『持ち歩けるから必要な時にサッと取り出せること』。
たいていの場合、いつ英語対応が必要になるか分かりませんよね。
必要な時にすぐ出せる、そして暇なときに手に取って読みやすい、おすすめの本をご紹介します。
⑤『これだけは知っておきたい 医療英語の基本用語と表現』(メヂカルビュー社)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇第3版まで出ている人気の一冊。
〇索引がしっかりしていて医療英語の辞書として使える
〇医療英語の網羅性も高いうえに、看護に関する語彙も充実。
【ちょっと残念】
●付属音声はないので、難しい単語の発音確認はその都度自分で行う必要あり。
⑥『聖路加スタイル 病院スタッフのための英会話』(診断と治療社)
満足度 ★★★★★ 難易度 やさしい
【おすすめポイント】
〇英語に不慣れな医療スタッフも使える一冊。例えば発音のカタカナ表記など。
〇他の医療英語本より、言い回しがシンプルで親しみやすい。患者さんとのコミュニケーションを重視した内容。
⑦『看護師のための英会話ハンドブック』(東京化学同人)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇日米両方の看護師免許を持つ作者が、ナース目線で必要な英会話を集めた一冊。(ここまでナース目線なのは、他の医療英語本ではあまり見かけません)
〇日米の医療や文化の違いにも触れてあり、実際の患者さん理解にも役に立つ。
【ちょっと残念】
●付属音声はあるが、CD(無料)を取り寄せるという珍しいスタイル。
⑧『日英対訳 アメリカ医療ハンドブック』(IBCパブリッシング)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう~やや難
【おすすめポイント】
〇本来は、留学生や駐在員など、アメリカで病院受診する人向け。ですが、内容がリアルかつ充実しているので、臨床現場で役立つ一冊。
〇アメリカの医療文化や保険の仕組みを知れる。
【ちょっと残念】
●アメリカ医療にウェイトを置く必要のない方には別の本でも良い。
【医療英語おすすめ本】間違いなしの王道本
最後に、信頼の医学書メーカー『医学書院』、英語学習本の王道『アルク』から、人気の医療英語テキストをご紹介します。
⑨『そのまま使える 病院英語表現5000』(医学書院)
満足度 ★★★★★ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇網羅性高し。辞書感覚で使えて、しかも持ち歩けるサイズ。
〇とくに問診に必要な英語表現が充実、シンプルな言い回しが多いので覚えやすい。
⑩『医療英会話キーワード辞典 そのまま使える16000例文』(医学書院)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇医療英会話の用例辞典。患者さん指導や、会計時などの表現もあり、広く網羅。
〇使用頻度が多いけれど発音が難しい用語には発音記号付き(これは珍しいです)。
【ちょっと残念】
●値段高め(約4000円)。長く使える辞典として買うには良いかも。ここまでの網羅性は必要ないという人には、⑨『そのまま使える 病院英語表現5000』(医学書院)で十分。
⑪『キクタンメディカル5 看護とケア編』(アルク)
満足度 ★★★★☆ 難易度 ふつう
【おすすめポイント】
〇英単語をテンポよく覚える教材として人気のキクタンシリーズ。医療英単語640語をマスターできる。
〇CD付、または音源ダウンロードが可能。繰り返し聞き流すことで自然と身につく。
【ちょっと残念】
●キクタンメディカルは、普通のキクタン英語よりお値段高め(新品で3000円ほど)。
現在シリーズ6まであり。良い教材なので、もう少しお手頃なら買い揃えたいところ。
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語学本の選び方
本の紹介はここまでですが、語学本の選び方について少しお話します。
手に取って、良さそうだと思う本を買おう
まさかのフィーリング買い。
でも本当です。勉強するのは自分なので、自分が勉強しやすいな、見やすいなと思う本を買うことが一番大事です。
監修者にネイティブスピーカーの名前があったら買おう
フィーリング以外に重要視してほしいことは一つだけです。
せっかく本から学んだ英語が不自然だったり、ニュアンスが伝わらなかったりしたら残念ですよね。
ぜひネイティブが監修している本で、自然な英語を学びましょう。
今回ご紹介した11冊の本は、すべて監修にネイティブの英語専門家(または医師)が関わっているものです。
まとめ
今回は医療英語のおすすめ本を11冊ご紹介しました。
音声ダウンロードの有無や、本のサイズ感、網羅性、値段などを総合評価して厳選しました。
難易度やおすすめポイントを参考に、みなさんにピッタリの一冊が見つかれば幸いです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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