こんにちは、ナース熊猫(くまねこ)です。
今回は、『ワーキングホリデーを終えた看護師の再就職』についてです。
「せっかくだから、
語学を生かした仕事がしたい」
「前みたいな激務はイヤだな」
いろんな思いがあると思います。
ワーホリに行く看護師は多いですが、その後の進路を相談できるような同じ境遇の人って、意外と身近にいないんですよね。
そこで今回は、留学1回・ワーホリ1回の経験があり、看護師歴10年のわたしが、
『ワーホリを終えた看護師の進路&再就職のポイント』をお話します。
『海外経験のある看護師』が、その後どんな道を歩んでいるのか知れる機会になると思います。
ぜひ参考にしてください。
ワーホリを終えた看護師の進路は
ワーホリを終えた看護師が選ぶ道は、大きく分けて4つに分けられます。
- 帰国組①また看護師をする(大多数)
- 帰国組②異業種に就職する
- 看護師免許を取得し現地に残る
- 別の形で海外に行く
くわしく見てみましょう。
帰国組①また看護師をする(大多数)
ワーホリ経験のある元看護師の大多数は、帰国してまた医療現場で働いています。
個々の事情がありますが、一例を挙げると以下のような理由です。
Q. ワーホリ後どうして看護師に戻った?
- 「再就職がしやすい」
- 「離れてみると、また看護師をやりたくなった」
- 「ワーホリは長い息抜き。最初からまた看護師に戻るつもりだった」
- 「やっぱり他職種より給料が良い」
- 「今さら他職種は考えられなかった」
最後の、「今さら他職種は考えられなかった」っていうのはうなずけます。
ワーキングホリデーの年齢制限はだいたい18歳から30歳くらい(国による)。
看護師の場合、数年のキャリアを積んだあと20代後半でワーホリをする人が多いです。
帰国の時点で30歳前後だとすると、そこから他職種に未経験からトライするのって簡単なことではないですよね。
再就職がしやすい看護職に戻るのはわりと自然な流れかなと思います。
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帰国組②異業種に就職する
一方、思い切って他職種にトライする人もいます。
職種の一例をご紹介すると…
【看護師が別業界へ転職する一例】
- 航空業界(キャビンアテンダントやグランドスタッフ)
- ホテル
- 外資系企業
航空業界やホテル業界なら、看護師時代に培ったホスピタリティ精神が生かされます。
そこにワーホリで得た英語力を生かせるのは良いですね。
【参考】
ホテルや航空業界など意外な場所で、看護師として働くこともできます。別記事にまとめました。
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現地に残る→看護師免許を取って働いて暮らす
看護師のワーホリは、大きく次の2種類に分けられます。
OR
現地の看護師免許取得を目指す
なので、当初から現地で看護師として働くことを目標としている人も多くいます。
ちなみにどの国でも資格取得が可能かというとそうでもなく、
わりと資格を取りやすいと言われている代表的な国はオーストラリアやニュージーランドです。
別のかたちで海外に行く
「ワーホリ後も海外生活を続けたい」
「海外で自分のキャリアや語学力を生かして活躍したい」
という人の中には、次のような進路を選ぶ人もいます。
【ワーホリ後も海外で暮らす看護師の一例】
- 国を変えてまたワーホリ
- 留学して英語を勉強しなおし
- 青年海外協力隊やNGOの医療ボランティアに参加
ちなみ青年海外協力隊は、派遣先を選べない(希望は出せますが通るとは限らない)ので要注意です。
わたしの友人は、英語圏を希望していたのに中国へ派遣されていました。(それはそれで楽しくて、結果オーライだったようです。)
【ワーホリ後】看護師の仕事、みんなどう探す?
ここからは、
大多数の人が選択する『帰国して看護師に戻る』という進路にスポットをあてて、再就職について具体的にお話します。
就活スタート前に、自分の仕事観を見つめなおそう
仕事や生き方について考えが変わった
こんな人も多いと思います。
自分の価値観の変化を見過ごさず、後悔しない再就職を目指しましょう。
看護師がいくら再就職しやすいとはいえ、安易に決めてしまっては後悔のもと。
「自分の時間も大切に、余裕のある働き方をしたかったのに、気が付けばまた、身を粉にして働く毎日…」
なんてことになりかねません。
今の自分の中にある『仕事観』や『望む生き方』について、まずは見つめなおしてみましょう。
まずは、みなさんがワーホリで得たものって何ですか。
ワーホリで得たもの、例えば…
- 語学力
- 友達
- 多少のことで動じない度胸・タフさ
- 人生を楽しむという思考
- 人の生き方は多様でいいということ
などいろいろありますよね。
こういった気持ちの変化のなかで、じゃあ次はどんな働き方をしたいのか考えましょう。
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【看護師しながら自由に生きる?】実例から働き方のヒントを見つけよう
看護師といっても、働き方はさまざまです。
「こんな働き方したいなぁ」を整理しましょう。
【再就職先に望むこと(一例)】
- 急性期で頑張って、ブランクを取り戻したい
- 学んだ語学を生かしたい
- プレッシャーや緊張感に潰されたくない
- 休暇が取りやすい
- 土日休み
- 体がラク(業務量や、夜勤・残業・通勤の負担軽い)
とくにお目当ての病院施設がない、という場合は、
これらの希望条件を整理して転職サポートを利用しましょう。
転職サポートというのは、大きく分けてこのようなもの。
♦ナースセンター
♦民間の人材紹介会社
(看護師転職サイト)
特に民間の人材紹介会社(看護師転職サイト)は条件に応じた案件を紹介してくれたり、
個人では知りえない内部事情・口コミなども教えてくれたりするので、効率よく転職活動がすすめられます。
語学を生かす希少案件はタイミング命。転職活動は早めに
看護師は引く手あまたとは言え、語学を生かせる仕事は多くありません。
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具体的には次のような仕事がありますが、1,2名の少数配置の職場が多いので、募集が出たタイミングを逃さないようにしましょう。
【語学を生かせる看護師の仕事】
- 製薬会社(治験コーディネーターなど)
- 外資系企業(産業看護師)
- インターナショナルスクール・幼稚園(学校看護師)
- 「国際外来」や「国際診療科」を持つ総合病院
- 外国語が堪能な医師が在籍するクリニック
どうしても語学を生かしたい場合は、
ワーホリ期間中から看護師転職サイトに登録するなどして、アンテナを張っておくことをオススメします。
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まとめ
今回は、『ワーキングホリデーを終えた看護師の再就職』についてお話しました。
ちょっとまとめますね。
帰国後また看護師に戻るケースが大多数でした。
次に、『帰国して就職する』うえでの仕事選びのポイントをお話しました。
ワーキングホリデーを『海外で遊んできた』と考える人も少なからずいるようですが、決してそんなことないですよね。
語学が身につくのはもちろん、
日本の医療業界を飛び出して広い世界を見てくることで、価値観も大きく変わります。
身を粉にして働くだけが看護師人生ではないです。
ぜひみなさんも、自分らしい働き方が見つけられたらいいなと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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