看護師の仕事で
韓国語スキルを活かしたい!
需要あるかな?
せっかく身につけた韓国語が、看護の仕事に活かせたら良いですよね。
韓国人患者さんにとっても
母国語で接してくれる看護師は
心強い存在です!
そこで今回は、韓国語が活かせる医療現場について詳しくまとめました。
✔ 韓国語が話せる看護師は需要あり?
✔ 韓国語が話せる看護師が活躍できる場
【国内編】【韓国編】
お給料はUPする?資格試験を受けるべき?など、現状を詳しくまとめました。
ぜひ参考にしてください。
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韓国語が話せる看護師は需要あり
結論からお話すると、医療現場で韓国語を話せる看護師は需要アリです。
その理由を以下にまとめました。
韓国人患者は増加傾向
2023年、日本を訪れる韓国人旅行客はコロナ前の水準に戻りつつあります。
仕事・留学などで日本に長期滞在する韓国人も再び増加傾向です。
患者で韓国人の人いるんだけど翻訳アプリで話してるから、韓国語勉強しよかなwww
— ame (@_acham0_) March 31, 2023
2023年は、とくに訪日観光客が再び増加しており、旅先で体調を崩して受診する韓国人患者さんも増えつつあります。
韓国語しか通じない?!
多くの若い韓国人患者さんは、簡単な英語が通じる場合が多いです。
一方、中高年以上の患者さんは韓国語以外通じない、という状況が多々あります。
中国語なら漢字を書けば少し意思疎通ができますが、韓国語にはそういった『共通項』がありません。
韓国人患者さんときめ細かい意思疎通をするためには、韓国語ができる人材は必須となります。
翻訳アプリより、やっぱり人
もちろん通訳専門スタッフや翻訳アプリも役に立ちます。
ですが、医療現場で多言語対応してきた私の経験を振り返ると、直接対応するスタッフが韓国語を話せると、患者さんは非常に安心してくれます。
言葉が通じない不安感をケアする意味で、韓国語を話す看護師が果たす役割は大きいです。
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看護師が韓国語で活躍する場【国内編】
日本国内で、看護師が韓国語を活かせる職場を5つご紹介します。
・韓国人患者が集まるクリニック
・訪問看護
・観光・レジャー施設の医務室
・医療施設以外
多言語対応の総合病院
大都市に限らず、病床数1,000を超えるような地方の基幹病院では、多言語対応している医療機関が多くあります。
韓国語は、英語・中国語と並んでメジャーな外国語
『多言語対応可』の看板を掲げる病院であれば必ず対応する言語です。
韓国語の必要度は地域によりまちまちですが、いざという時のために、韓国語対応が可能な看護師は求められています。
以下は、韓国人患者さんが特に多い病院の公式ホームページです。参考に見てみてください。
【参考医療機関】
・東京都立大久保病院(東京都新宿区)
・大阪赤十字病院(大阪市天王寺区)
韓国人患者が多いクリニック
大都市圏や在日韓国人が多い地域では、韓国語が話せる医療スタッフが常駐するクリニックも多く存在します。
こういったクリニックは、ネット情報や口コミなどで韓国人患者さんが集まるので、韓国語が話せる人材が重宝されます。
地域の人々、外国人を中心に多様性に対応できるよう診療に当たっています。
ネットで求人検索するなら「看護師 韓国語 求人」などで調べてみましょう。
ただし、求人情報をネット公開しない医療機関も多いです。
より多くの求人情報を集めるなら、人材紹介会社(いわゆる転職サイト)が保有する非公開求人をチェックしましょう。
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訪問看護
将来的に『需要あり』という意味で、訪問看護をピップアップしました。
現時点では、韓国語の必要性は低いですが、在日韓国人の高齢化に伴って、訪問看護を利用する韓国人患者さんが増加しています。
日本語を話せる在日韓国人は多いですが、
もっぱら韓国人コミュニティの中で生活してきた方の中には、日本語が流暢でなかったり、ほとんど話せない方も存在します。
在日コリアン、在日ベトナム人、中国残留邦人帰国者で訪問看護が必要な方への支援をします。
引用元:『神戸市長田区 訪問看護ステーションはれ・事業所の概要』
上記のように、在日韓国人の多い地域では、すでに韓国人在宅患者さん向け訪問看護に力を入れているところもあります。
観光・レジャー施設の医務室
✔USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)
✔東京ディズニーランド
上記のような韓国人旅行客の多いレジャー施設では、韓国語が話せる看護師が歓迎されます。
業務は主に、医務室常駐のナースクルーとして、体調不良者の対応をします。
大手テーマパークの看護師求人は、転職サイトに掲載されることは稀で、テーマパークの公式ホームページで募集されることが多いです。
興味のある方は、こまめにホームページをチェックしましょう。
医療施設以外
一般職の中でも、高いホスピタリティが求められる分野では、『元看護師』として看護師キャリアと韓国語の両方を活かせる場があります。
下記に一例を挙げると、
〇鉄道乗務員(新幹線クルー)
〇ホテルスタッフ
〇航空会社・空港スタッフ
看護師が韓国語で活躍する場【韓国編】
韓国国内で看護師の経験が活かせる仕事をご紹介します。
※韓国で看護師として働くには、韓国の看護師国家資格が必要です。ここでは、直接の医療行為は行わない医療現場の仕事をご紹介します。
美容外科・皮膚科クリニック
日本人患者が多く訪れる美容クリニックでは、以下のような求人募集があります。
日本人看護師を募集します。
韓国での看護師免許は必要ありません。
<業務内容>
日本語通訳、施術介助、マーケティング業務
化粧品配送業務、院内掃除など引用元:コネスト 生活交流掲示板『働く』
※上記求人募集は終了しています。
募集が多いのは、日本人患者が多く来院するソウル市内の美容クリニックです。
実際は、上記のように看護師資格を条件とする募集は珍しく、韓国語能力があれば応募可の場合が多いです。
・患者さん通訳
・受付や電話・メール対応
・施術アシスト
・クリニックのSNS管理
韓国の美容医療分野で働いてみたい方には挑戦しやすい仕事です。
ただし、韓国の看護師免許がなければ看護業務はできませんので、看護師スキルを活かしたい思いが強い方は、慎重に仕事選びをしたほうが良いでしょう。
病院の医療コーディネーター
大都市圏の大病院では、日本と同じように『国際診療部』を設けて多言語対応しているところも多くあります。
実際に日本人医療コーディネーターが働いている病院もあります。
勤務時間外でもオンコール対応するなど、大変な役割ではありますが、日本人患者さんに寄り添うやりがいのある仕事です。
求められる韓国語レベルは上級で、さらに英語が出来れば歓迎されるでしょう。
以下は個人的意見です
国際診療部の
医療コーディネーターになりたい方へ…
Q、日本人医療コーディネーターがいる?
Q、就業のチャンスはある?
という各病院の状況は確認が取れていません。
ですが個人的には、熱意のある方は直接問い合わせても良いのではないかと思います。
韓国は試しにアプローチしてみると扉が開かれることが多々あります。
韓国での仕事の見つけ方
韓国好きな方ならご存知かもしれませんが、韓国情報サイトの『コネスト』に美容クリニック求人情報が多く掲載されています。
ただ、コネストは非常に便利な情報サイトですが、人材紹介会社ではない点は要注意です。
コネスト経由で就職する人も実際多くいますが、中には『給与が相場以下』など良くない求人募集もありますので、しっかり情報収集をしたうえで上手に活用しましょう。
韓国人も実際によく利用する求人サイトを2社ご紹介しておきます。
上記の韓国求人サイトでは、検索窓に『일본어 병원(日本語 病院)』など入力してみると、『일본어담당자(日本語担当者)』を募集する医療系求人が出てきます。
Q&A
以下に、よくある質問とその回答をご紹介します。
Q1. 韓国語が話せる看護師の給与は一般の看護師と比べて高いですか?
A1.日本で韓国語を活かして働く場合ですが、残念ながら、韓国語スキルが看護師給与に反映されるケースは少ないです。
『医療通訳はボランティア頼み』という医療機関が依然多いことからも分かるとおり、外国語ができる人材へ報酬を出すケースはまだ少ないのが現状です。
お金よりは
韓国人患者さんの役に立つという
やりがいに価値ありですね
Q2. ハングル検定やTOPIKなどの試験は受けた方が仕事に有利ですか?
A2.有利とは言いにくいのが現状です。
日本の看護師求人で、『韓国語検定〇級』『TOPIK〇級(※)』と条件を出している案件はほぼありません。
多くの求人で、ざっくりと『韓国語が話せる方歓迎』といった文言で募集されています。
一方、韓国国内の求人では、日常的に韓国語を使うことから『TOPIK4級または5級』(中級以上)の韓国語スキルを求める医療機関が多いです。
※TOPIK…韓国語能力試験(韓国政府主催)
Q3.医療会話には慣れていません。医療韓国語を学べるところはありますか?
A3.医療韓国語に特化して学べるところは多くはありませんが、各都道府県の国際交流協会や多文化共生センターなどが、『医療通訳ボランティア養成講座』を開講していることがあります。
下記に一例としてご紹介します。
上記のような団体の医療通訳ボランティアに登録して、韓国語で患者さん対応する経験を積むのも良いですね。
まとめ
韓国語が話せる看護師は、医療現場でニーズがあるか?についてお話しました。
一言でまとめると、ニーズ有り・需要ありです。
では、「どこで韓国語が活かせるか?」
以下の通りご紹介しました。
日本国内
・多言語対応の病院
・韓国人に人気のクリニック
・訪問看護(将来的に需要あり)
・レジャー施設の医務室
・医療施設以外
韓国
・美容外科・皮膚科クリニック
・病院医療コーディネーター
日本に住む韓国人は多く、旅行・ビジネスで訪れる韓国人も、中国人に並んでトップの多さです。
このような中で、医療現場も韓国語ができる人材の確保を進めています。
ただ現状は、韓国語が話せるからと言って特別手当が出るような職場は少ないです。
これは英語や中国語などの他言語でも同じ状況です。
看護師が韓国語(外国語)を活かして働くということは、お金ではなく、語学力を看護に活かせる喜び・やりがいを感じる意義のほうが大きいと、個人的には思っています。
きっと韓国語が好きな方には
共感してもらえるかと^^
100万人を超える看護師のなかで、韓国語が話せる人材は『ほんの一握り』です。
ぜひ仕事に活かして、語学力を看護師である自分の強み・個性にしていきたいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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