世間では、
「留学・ワーホリも看護師率高い」
こんな感じで言われることもあります。
わたし自身は、これに当てはまる看護師の一人なんですが、
「看護師しながらガンガン海外行けるか?」っていうと、
答えは「そうでもないよ」って言いたいです。
ただ、働き方によっては他職種より自由に海外旅行に行けるので、このあと詳しく説明していきます。
この記事に書いてあることは…
- 看護師って海外旅行に行きやすい職種?
- 行きやすいと言われている理由4つ
- 海外旅行をたくさんしたい人向けの働き方
自由度の高い働き方を望む看護師さんや、看護学生さんに参考になれば嬉しいです。
看護師は海外旅行に行きやすい職種?
看護師が海外旅行に行けるとしたら夏期休暇
海外旅行と言っても、韓国みたいに1泊2日で行ける国もありますよね。
ここでは3泊4日以上のわりと『ガッツリ海外旅行』の場合についてのお話です。
看護師がそんな『ガッツリ海外旅行』に行くとなったら、だいたい夏休みのタイミングが多いのではないでしょうか。
とくに交替制で働く看護師の場合、
GWやお盆、年末年始といった世間で存在する大型連休は基本的にありません。
もらえる大型連休といえば、「夏期休暇」=夏休み。
スタッフ同士、重ならないようにずらして夏休みを取っていきます。
ですが職場によって休暇日数の差があって、
- 個人病院など少ないところでは3日、
- 大学病院や公立病院では5~7日
というところが多いです。
夏期休暇で足りない場合は有給休暇や公休(普通の休み)をくっつける人もいますよね。
夏期休暇や有給休暇、取れてる?
ただこの夏期休暇、取得すらできていない人も多いんです。
この調査によると、「夏期休暇を取っていない」看護師が約4割にのぼるという結果。
さらに有給休暇の取得状況についても見てみると、
有給休暇も、4割弱の人は「あまり取れていない」と感じています。
一方で、有給休暇を『希望どおり取れている』という人もけっこういるんですよね。
このあたりは個人や職場の差が大きいです。
個人差を加味しても、夏休み以外で大型連休を取れることってあまりないので、
『ガッツリ海外旅行』に行けるとしたら年1回くらいかなあと思います。
「年に一回海外旅行」
これって、カレンダー通りに働く職種とあまり変わらないですよね。
看護師が長期休暇をしっかり取る方法!休みの長さ別オススメ旅行先も
海外旅行に行きやすいと言われている理由4つ
海外旅行の頻度的には、他職種とあまり変わりないのですが、
それでも看護師特有の旅行に行きやすい理由というのは確かにあります。
①ハイシーズンを避けて行ける
②夜勤明けを利用して行ける
③旅行資金を貯めやすい
④退職&再就職がしやすい→旅行しやすい
では詳しく見てみましょう。
ハイシーズンを避けて行ける
夏休みやGW、年末年始は飛行機もホテルも高いですよね。
この時期を避けて、お手頃な時期に旅行できるのが、不規則勤務している人の特権。
ちなみに旅行費用を安く抑えられる時期は…
4月・5月(GWのぞく)、6月前半
10月後半、11月
病棟看護師は、だいたい6~10月の間に交代で夏休みをとりますが、
夏休みど真ん中を外せば、安く旅行できますよ。
また2,3日でサクッといく旅行でも…
カレンダー通りの連休(金土日とか土日月とか)だとホテル代が高かったりしますよね。
不規則勤務だと平日料金を利用できるのも強みです。
夜勤明けを利用して行ける
夜勤明けを有効活用できるのも、不規則勤務するナースの特権です。
たとえば、こんなシフトだったら
6/20(日) | 21(月) | 22(火) | 23(水) | 24(木) | 25(金) | 26(日) |
夜勤 | 夜勤明け | 休み | 休み | 休み | 休み | 日勤 |
朝9時とか10時に夜勤が終わって、そこから旅に出ることが可能。
(例)夜勤明け+4連休で、5連休にすることができます。
もちろん睡眠の確保は大事なので、移動中にしっかり寝るなどの作戦は必要です。
この夜勤明けを活動に充てられるのも、旅行に行きやすい理由と言えますね。
旅行資金を貯めやすい
先立つものはお金。
旅行資金の貯めやすさでも、看護師は有利です。
看護師の仕事は体力勝負、拘束時間も長い。
ただその分、会社勤めする同年代女性より高いお給料が貰えますよね。
日ごろ忙しすぎて、お金を使う時間がないのも相まって、お金は貯めやすいと言えます。
退職&再就職がしやすい→旅行しやすい
旅行にとどまらず、留学やワーホリをする人に看護師が多いのは、再就職に不安が少ないからです。
1年2年と長い時間かけてしたいことがあっても、
普通の社会人だと仕事のポジションやキャリアを失うことが心配で、一歩踏み出せないこと多いですよね。
看護師の場合、たしかに出世のラインからは外れるかもしれませんが、
基礎的なスキルや経験があれば、再就職が難しいってことはありません。
実際わたしも、留学とワーホリ両方を20代で経験しましたが、
その後の再就職で困ったこともなく、離職をマイナス評価されたこともなかったです。
再就職のしやすさが、看護師がフットワーク軽く旅行できる理由の一つを言えますね。
たくさん旅行したい人向けの働き方
若いうちにたくさん旅したい→派遣がオススメ
「20代のうちにたくさん旅行しておきたい」
「結婚前にしたいことは全部しておきたい」
こういう希望がある方は、若いうちは派遣でフリーランス的な働き方をしても良いと思います。
【人気記事】派遣看護師ってどんな仕事?働いて感じたメリット&デメリット
わたしも留学とワーホリの合い間に、正職員をしたり、派遣看護師や応援ナースをしたりしました。
沖縄や北海道など、一度は旅行してみたいような場所で数か月働いてみるのもいいですよね。
あくまで自分のしたいこと優先。
それが叶うのが看護師の強みかなと思います。
正職員で旅もしたい→クリニックなどの外来
「フリーランス的働き方にはちょっと抵抗がある」
「でも旅行に行く時間と体力が確保できる職場はないかな?」
そんな方には、ほぼカレンダー通り休めるクリニックなどの外来の仕事がオススメです。
お盆や年末年始は連休がありますし、クリニックによっては、ごくたまにですが『医師が学会出張のため休診』なんてこともあります。
交替勤務する生活よりも、時間的&体力的な余裕が生まれるのは確かですよ。
まとめ
今回は【看護師×海外旅行】をテーマにお話しました。
ちょっとまとめますね。
大型連休で行くようなガッチリ海外旅行は、看護師でも年1回程度
他職種に比べてめちゃくちゃ行きやすいってことはないんですが、
それでも旅行に行きやすい理由はあります。
①ハイシーズンを避けて安く行ける
②夜勤明けを利用して行ける
③旅行資金を貯めやすい
④退職&再就職がしやすい→旅行しやすい
とはいえ、業務がハードすぎる職場だと旅行に行く気力もでない。
そこで、こんな働き方もご紹介しました。
〇派遣や応援ナース→集中的に働いて、合間に旅する。
〇クリニックなどの外来→カレンダー通りに休みがある
海外旅行の魅力は、日本を離れて、非日常の環境に身を置けること。
ワクワク、ドキドキ、想像以上の刺激がありますよね。
今の職場でがんばりつつ、年に一回ご褒美の旅行をするもよし、
たくさん旅行がしたい方は、働き方を変えるもよし、だと思います。
どちらにしても、海外旅行は楽しい!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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