新人看護師が1か月で病院を退職→その後の人生どうなった【経験談】

タイトル ナースの働き方

こんにちは、ナース熊猫(くまねこ)です。

今回は「新卒ナース1か月で病院を辞めてしまった」という、わたしの経験談です。

知人や友人にはあまり話していません。

わたし自身ずっと『黒歴史』だと捉えていたんです。

ですが、いろいろ経験してアラフォーまで来た今、黒歴史でも何でもないなと思って。

今となっては、「そんなこともあったな~]という過去の経験の一つです。

 

そして、この苦しかった経験、自分の中にとどめておくのはもったいない気がしました。

多分この今も、就職先で苦しんでいる新人看護師さんがいると思うので。

卒後間もない看護師さんで仕事に悩んでいる方、苦しんでいる方に、自分の経験が何かの役に立てばいいなと思って、書くことにしました。

就職してすぐ辞めることを後押しする意味も、引き止める意味もありません

ただ、こんな生き方もあるんだなあと参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人
ナース熊猫(くまねこ)

ナース歴約10年
留学1回&ワーホリ1回
中国で看護師、NZで介護職を経験
英語・中国語で患者さん対応可
転職・派遣の経験多
『看護師しながら、やりたいこと全部しよう!』

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新卒で就職した大学病院を1か月で辞めました

新人看護師の挫折

わたしは地元の大学を卒業後、親元を離れて別の大学病院に就職しました。

新しい環境で、初めての仕事、初めての一人暮らし

なかなかハードな選択をしたんだな、と今になると思います。

どうして辞めた?当時の心身状態

自分で言うのもなんですが、わたしは真面目でコツコツ努力するタイプです。

「早く仕事に慣れなければ、勉強しなければ」と勝手に自分を追い込んで、

出勤は2時間前、帰宅後も数時間勉強、休日も図書館へ行き最低半日は勉強する、そんな生活でした。

多分、職場からの評価は高かったと思います。

 

ですが、スタートダッシュしすぎたんですね。

4月中旬から、仕事を終えて帰宅するとすぐ、玄関先で鼻血が出るようになりました。

この頃から薄々キャパオーバーに気が付き始めます。

 

そして4月下旬、初めての夜勤。

病院によって新人教育のペース配分って違うと思うんですが、わたしの就職先は多分早い方で、4月下旬から夜勤が始まりました。

初めての『日勤→深夜』を終えた朝、「これはムリだ、わたしの人生じゃない」と漠然と思ったんです。でも確信がありました。

夜勤明けのその日のうちに、病棟師長さんに退職の意志を伝えました。

このままでは心身ともに壊れそうなので辞めさせてほしい」こんなふうに言ったと思います。

 

もちろん、引き止められました。

1か月で辞めたら経歴に傷がつく、必ず後悔する」と。

考える時間として4,5日お休みをくださったのですが、わたしの気持ちは変わらず、このお休みの期間に親に報告し、実家に帰る引っ越しの段取りをしました。

心の傷・挫折感はしばらく付きまとう

学生時代からコレといった苦労もなかった自分にとって、新卒の就職先を一か月で辞めたことは『挫折』というか、シンプルに『心の傷』になりました。

後悔がなかったことだけが、唯一の救いだったと思います。

家族も気を遣ってか、今でもこの時期の話はしないですね。

 

「心身共に壊れそうにツライ」

こんな状況なら逃げても大丈夫、辞めても大丈夫ですが

落ち着いたあと振り返ってみると、この経験が自分でもあまり触れたくない『心の傷』になる可能性はあります。

それだけ、心に留めておいてほしいなと思います。

(※注意)退職の意志は前もっていうのが社会人

1か月で病院を辞めたエピソードをお話しましたが、本来は守るべき、退職時のルールについて触れておきます。

業界問わず一般的に、退職の意志は1~3か月、遅くとも1か月前には上司に報告するのが常識的だとされています。

突然の体調不良、ガクッと心が折れてしまった、いろいろな事情があると思いますが、本来はわたしのように突然辞めてしまうのは社会人マナーではありません。

これは働いた長さには関係なくです。

なので、自分の心身の状態はしっかり把握し、突然プツっと糸が切れないように、そして余力がある段階で上司に退職の相談をしておくことをオススメします。

 

では、わたしの経験談のつづきをどうぞ↓

小さな個人病院に再就職

新人看護師の再スタート

大学病院を1か月で辞めてから、2.3週間は実家でゆっくり休みました。

ですが次第に、働かず家にいることで憂うつになりそうだったので、なんでもいいから仕事を探すことに。

当時は転職サイトで探すという知恵もなく、無料配布の求人情報誌からみつけたのが、眼科の個人病院でした。

看護師求人ではなく、いわゆる『眼科検査員』のような無資格でも応募できる求人

面接では「看護師の仕事教えられないけどいいの?」といった質問がありましたが、当時は5年10年先のことを考える視野がなく、とにかく働かせてほしいと希望しました。

心のリハビリ

眼科の外来での勤務は、穏やかですがとても充実していました。

眼科はとにかく検査が多く、覚えることが多いのですが、それでも許容範囲。体も辛くない。

働きながら心のリハビリをさせてもらいました。

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自分が本当はどう生きたいか考え直せた

仕事帰りに寄り道ができ、休みの日には仕事のことを忘れてじっくり休める日々。

その中で、生まれてはじめて、自分が本当はどう生きたいか考えました

そして、

  • 看護師という仕事が嫌いなわけではない
  • でも、看護師が自分のすべてではない(←今も続くテーマです)
  • やりたいことは自分のペースでなんでもやってみよう

こんな思いに行きつきました。

その結果、独学で続けていた中国語を本格的に勉強するという目標が立ち、24歳で中国に語学留学をしました。

【25歳】3つ目の就職先で新人教育を受ける

挫折ナースの再修行

1年の語学留学を終え、まだ中国で生活したい思いがありました。

そこで現地医療機関の仕事を探してみたのですが、やはり看護師として経験の浅さがネックとなり、思うような就職先が見つかりませんでした。

「帰国して看護師として経験とスキルを積む。そして今度は中国で働いて暮らしたい。」

こんな決意で、帰国。地元の公立拠点病院に再就職しました。

ちなみ当時もまだ、転職サイトを使うという知恵がなく、病院の看護部に直接応募しました。

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卒後3年ナースにプリセプターがつく

就職先は内科・外科・婦人科、なんでもありの急性期混合病棟でした。

当時わたしは25歳・卒後3年で、眼科外来の経験2年半。

眼科外来といっても、注射・採血そんな基本技術は未経験。なので、まったくの新人さんと同じく、プリセプターをつけて育ててもらえることになりました。

本当にありがたかったです。

今思うと、プリセプターさんは年度の途中で突然新人指導を命じられ、いい迷惑だったのではないかと思います。

ともあれ、卒後3年目にして本格的な看護師修行が始まりました。

 

一人立ちしていない未熟な看護師が再就職するのは簡単ではありません

ですが、わたしの実体験のとおり、無理ではありませんでした。

ポイントは、

  • 「次は頑張ろう」という、ある程度の覚悟
  • 職場環境・先輩に恵まれるかどうか、という運(!)

この2つが成功を左右すると思います。

『運』というと元も子もないですが、たとえ運に恵まれなくても、周囲(家族など)のサポートや、自分自身でストレスをうまく消化する力があれば、

ちょっとクセのある職場環境や人間関係にも対応は可能です。

わたしの場合、実家暮らしで家族のサポートを受けられたのが、辞めずに頑張れた最大の理由だったと思います。

一人前の看護師に育ててもらい海外へ

さて、わたしは病院全体の新卒カリキュラムには乗らず、病棟の中でヒヨコの状態から育ててもらいました。

3年が経つ頃には、一通りの病棟業務は一人でこなせるように

そして目標通り、中国の外国人向け医療機関で看護師として働くことになりました。

その後もいろんな経験をするわけですが、この病棟で得た経験・スキルが、いろんな場所に飛び込む時の自信になっています。

経験とスキルを得て人生の自由度が増す!

挫折からの羽ばたき

1か月で辞めてしまったわたしが、『経験とスキル』を声高に言うのも違和感しかないかもしれませんが、

その後の再修行を経て看護師として一人立ちしてみると、『人生の選択肢』というか『人生の自由度』がまったく違って見えるんです。

この『人生の自由度』についてお話していきます。もう少しお付き合いください。

経験とスキル→再就職できる自信に

最初の就職先を1か月で辞めたあとに考えた、自分の望む生き方…

  • 看護師が自分の人生のすべてではない
  • やりたいことは、なんでもやる

これを叶えるのに必要なものが、看護師としての経験とスキルでした。

留学もしたい、ワーホリもしたい、旅行もしたい、こんな飛び回るような生き方ができたのは、「看護師としてなら再就職できる」という安心と自信があったからです。

 

ならば、最初の就職先で辞めないで経験を積んでおけば、回り道しないで済んだのでは?と思われるかも知れません。

わたし個人の場合ですが、「自分の人生は自分で作る」という意識が芽生えたという意味では、あの時1か月で病院を辞めたことは、貴重な経験でした。

結局はまた、新人として経験を積みなおしたわけですが、必要な回り道だったな~と思います。

フリーランス的働き方ができる

看護師として経験を得ると、転職サイトでも案件を選ぶ自由度が違います。

短期で働いてみたり、人手不足の島や地方都市で働いてみたり、いろんな経験ができます。

貯金をして、留学をしたり、なにか別分野の学校に通ったり。

離職して、また就職してというフリーランス的な働き方ができるようになります。

普通の会社勤めでは、こんな生き方なかなかできませんよね。

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なので、看護師を続けていく考えなら、未熟なままで辞めてしまったとしても、

いつか、どこかで、腰を据えて経験を積むことは必要だと思います。

今の職場を早々に辞めるとしても、続けるとしても、20代30代…自分がどう生きたいのか、一度じっくり考える時間は持っておいて間違いないです。

まとめ

今回は、新卒で入職した病院を一か月で辞めたわたしの体験談や、その後の人生についてお話しました。

ちょっとまとめますね。

【新卒ナース1か月で病院辞めると…】
〇たとえ後悔はなくても、ちょっと『心の傷』にはなる
〇自分が本当はどう生きたいか、真剣に考えるチャンス!!

生き方を見つめなおしたとき、「看護師は続けたい」と思ったら、心身の健康を取り戻して再就職に挑みましょう。

【1か月で辞めた超未熟ナースが再就職】
〇育てなおしてくれる病院を探すのは簡単ではない
〇「次はがんばろう」というある程度の覚悟をしておく
〇家族のサポートを得るなど、くじけない環境を整える

看護師としての経験とスキルを得ると、なによりも自信がついて、就職早々辞めてしまった苦い経験は間違いなく克服できます

ありきたりな言葉ですが、ピンチはチャンス

辞めたいほど追い込まれたときは、自分の人生を見つめなおすチャンスです。

「ツライこの今」から、「5年10年先のこと」に目を向けてみてください。

すると、「続けるか?辞めるか?」冷静な決断ができると思います。

 

今回の内容で、なにか心に響くものがあれば嬉しいです。

一個人の経験談を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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