こんにちは、ナース熊猫(くまねこ)です。
今回は『看護師の自力転職』についてお話します。
ハローワークや転職サイトなどの『仲介』を通さないのが自力転職ですが、
「自力でできる?」
「自力の転職活動って何が大変?」
転職はじめての方にとっては未知の世界ですよね。
そこで今回は…
転職歴7回、そのうち3回は自力転職をしてきた私が、
自力転職のリアルなお話をします
さて結論から言うと、自力転職は可能です。
可能なんですが、
自力転職のメリットを発揮するケース
余計な苦労をしてしまうケース
があるんです。
転職活動、無駄な努力はしたくないし、効率よく動きたいですよね。
そこでこの記事では、
✔自力転職のメリット&デメリット
✔自力転職に【向き・不向き】のケース紹介
についてお話しているので、
自力転職を考えている方、賢く転職したい方はぜひ参考にしてみてください。
あなたにとって自力転職が近道なのか回り道なのか
はっきり見えてくるはずです。
看護師の自力転職ってどういうこと?
自力転職とは、ハローワークや転職サイトなどの『仲介』を通さずに、希望する勤務先に直接応募する形の転職方法です。
自力転職の大まかな流れは次の通り…
〔情報源:医療機関の公式HP、eナースセンター※
ネット上の公開求人、知人・友人〕
↓
応募先の絞り込み
↓
応募先に連絡して病院見学や面接
↓
〔内定後〕雇用条件の確認
↓
入職
※eナースセンターとは『看護職のハローワーク』と言われるナースセンターのweb版。
都道府県の看護協会が運営しています。
公式サイト:eナースセンター
転職活動のプロセス自体は、『自力転職』も『仲介有り』も同じです。
すべて自力でするか、転職サイト等の助けを借りるかの違いですね。
自力転職の3大メリット
自力転職は次のような3つのメリットがあります。
②場合によっては爆速で内定・入職が可能
③自分のペースで転職活動ができる
①好印象に映る傾向
自らコンタクトを取って応募すると、自発的でやる気があると受け止められ、採用に有利です。
また、雇う側にとってもメリットあり。
それは、仲介会社を通して採用した時に支払う手数料(いわゆる成功報酬)を支払わずに済むから。
転職サイトが受け取る報酬額は年収の15~30%と言われています(たいてい100万円超)。
自力転職が喜ばれるのは間違いないですね。
②場合によっては爆速で内定・入職
個人の病院・クリニックなどは、問い合わせると
「じゃあ今から面接来ます?」
なんて流れも珍しくありません。
仲介を通さないので双方の合意があれば、数日で入職が決まることもあります。
③自分のペースで転職活動ができる
とくに転職を急いでいないなら、空いた時間を利用してマイペース&気楽に活動できるのは大きなメリットです。
自力転職でも仲介を通してでも、転職活動の主役は自分で、自分のペースでするもの。
とはいえ、転職サイトなどの仲介を通すとペースを乱されることも…。
なんとなく早く決めないと…とか思っちゃうんですよね
自分と向き合いながらじっくり考えたい方は、自力転職が向いていると言えます。
とはいえ、後述のデメリットも心得ておきましょう。
自力転職の3大デメリット
自力転職は、メリットの一方でデメリットも結構あるんです。
❷ちょっと孤独
❸難しい対応も全部自分で
❶情報収集に限界あり
自分でできる情報収集と言えば…
- ネット検索(口コミ、公開求人)
- 友人、知人からの情報
- 自分でコッソリ見に行くなどして得た情報
といった感じですよね。
しかも、ネットの口コミ・評判はどこまで信用していいのか、不安がつきまといます。
信頼度の高い情報を得るのは難しいなあ。
「情報収集はしっかりしたい」
「実際に働いている人のリアルな声を知りたい」
こんなとき、転職サイトは利用してみる価値大です。
すべての施設の内部情報を網羅しているわけではありませんが、
多くの看護師が利用する大手転職サイトは、現場のリアルな情報を多く保有しています。
とりあえず情報収集だけ…という気持ちで転職サイトを利用する人も多いので、ためらわず利用してみましょう。
補足記事:【看護師転職サイト】うまく使えば有益で、強い味方!
❷ちょっと孤独
同級生と足並みそろった新卒就職と違って、
転職は完全に自分のタイミングでおこなう個人活動です。
「誰かに相談したい」
「話を聞いてほしい」
こんなときにも、理解してくれそうな相談相手がおらず、孤独感や不安感を抱くことがあるかもしれません。
誰かに見守っていてほしい
『伴走者』がいた方が心強い
という方は、仲介会社を利用した方が安定した気持ちで転職活動をおこなえるでしょう。
❸難しい対応も全部自分で
面接の最後に聞かれますよね↓
「なにか気になることはありますか?」
お給料は?ボーナスは?
勉強会多い?残業多い?
ホントは根掘り葉掘り聞きたいし、
交渉の余地があるなら交渉もしたい…
けど、印象悪くしたくないからできないんだよね
自力転職だと、『質問控えめ、交渉はハナからしない』ってあるあるです。
雇用条件とか福利厚生にこだわりがないなら問題ないのですが、
なるべく高条件で転職したいという『条件も重視したい派』さんは、この自力転職のデメリットに苦しむかもしれません。
【自力転職でも大丈夫】気持ちはほぼ決まっている人
メリット・デメリット踏まえたうえで、自力転職でもうまくいくケースを紹介します。
たとえば、
という感じで、『とにかくココで』と気持ちがほぼ固まっている方は、「自力転職一択」。
とくに、希望する職場が公立病院などの大きな組織であれば、給与・福利厚生が体系化されていて交渉の余地はありません。
どういう形で転職しても、採用条件は同じです。
先述の通り、仲介なしで直接応募する人は「やる気あり」と好意的に受け止めてくれる場合が多いですよね。
直接応募プラス、面接で働きたい熱意を伝えることで、希望通りの転職ができる可能性は大きくなりますよ。
【自力転職だと苦労多し】情報を集めて絞り込みたい人
次に、自力転職だと苦労する場合もあります。
たとえば
という場合、自力転職の中でも情報収集の段階で苦労する可能性大。
ネット上の膨大な情報から、自分の希望条件にあう求人情報だけを集めていくのは、本当に大変です。
病院見学や面接は自力でしたいという方でも、
広く情報収集したいときはハローワークや転職サイトなどの仲介ツールを活用しましょう。
整理された求人情報が手軽に手に入るので、
比較検討がしやすいですし、
なにより時間の節約&体力温存になりますよ。
せっかくの休日が転職活動だけで終わってしまうのは残念。
効率よくサクッと情報収集して、じっくり比較検討しましょう。
まとめ
今回は、看護師の自力転職についてお話しました。
結論を2つにまとめると、
自力転職すべきかどうか迷ったら、次の2つで判断してみましょう。
どうせ転職するなら、効率よく、かつ満足いくものにしたいですよね。
✔むやみに自力でやろうとしない
✔むやみに転職サイトを使おうとしない
根拠や理由付けをもとに、転職の方法を決めてほしいなと思います。
例えば、
『やる気をアピールして絶対採用されたいから自力で』
『情報収集をしっかりして理想の職場を探したいから転職サイトを利用する』
こんな感じですね。
今回の内容が立ち止まって考える手助けになれば嬉しいです
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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