静岡県出身の元プロサッカー選手で、現在中学校の体育教員である鍋田亜人夢(なべた あとむ)さん。
24歳という若い年齢での引退で、その理由が気になりますね。
今回は、
✔鍋田亜人夢は24歳でJリーグ引退!
✔引退の理由は?
✔引退後に大学進学、体育教員に
これらを詳しく調査しました。
鍋田亜人夢の選手キャリアまとめ

まずは、鍋田さんのサッカー選手としてのキャリアをまとめました。
- 子供時代清水エスパルスユース
・清水第八スポーツクラブ
・清水エスパルスジュニアユース
・U-12日本選抜
・ナショナルトレセンメンバー - 2010年(20歳)Jリーグデビュー
・途中出場ながらJ1の舞台でプレー
- 2014年(23歳)アビスパ福岡へ期限付き移籍
・出場機会を求めて移籍
- 2015年(24歳)移籍期間満了となり退団
・アビスパ福岡および清水エスパルスの両クラブを退団
鍋田亜人夢さんは静岡県静岡市出身で、子どもの時代から将来を嘱望されていたサッカー選手です。
U-12日本選抜やナショナルトレセンメンバーにも選ばれるなど、サッカー王国静岡のサッカー少年の間でも抜きんでた存在でした。
鍋田亜人夢は24歳でJリーグ引退を発表

プロデビュー後の鍋田亜人夢さんは、清水エスパルスやアビスパ福岡でフォワードとしてプレーしました。
現役引退を発表したのは2016年3月、鍋田さんが24歳の時のことでした。
ちなみに「24歳で引退」というと早いように見えますが、実はJリーガーとしては意外と平均的で、24~26歳くらいの間に引退する選手が多いとの情報があります。
鍋田亜人夢の引退理由は?

鍋田さんの引退理由として、おもに次の2つが報じられています。
度重なる大きなケガ
鍋田亜人夢さんの引退理由は、度重なる大きな怪我が主な要因です。
特に左ひざの負傷などで長期離脱を余儀なくされることがあり、選手生活に大きな影響を及ぼしました。
サッカー選手にとって一番ケガをしたくない場所は、競技人生やパフォーマンスへの影響が大きい膝であると言われています。
膝の故障が、鍋田さんの選手人生に影響したのは間違いなさそうです。
乏しい出場機会
また、鍋田さんはトップチームでの出場機会にも恵まれなかった、とのこと。
引退の前年に、出場機会を求めて清水エスパルスからアビスパ福岡に期限付き移籍されましたが、思うようなチャンスは得られなかったようです。
こうした状況が重なった結果、24歳で現役を引退する決断に至りました。
引退後、日体大に入学

鍋田亜人夢さんは、24歳でJリーグを引退した後、日本体育大学に進学しました。
現役を退き、「サッカーと切り離したい」という思いから一度は別の道を模索しましたが、サッカーへの思いが断ち切れず、25歳で日体大に入学。
社会人入学?
鍋田さんがどのような受験内容で入学に至ったのかは明らかになっていませんが、
日体大には社会人入学枠(リカレント選抜)があり、この枠で入学された可能性もありそうです。
この場合は学力試験が不要で、小論文やプレゼン、面接などで判定されます。
無事合格を果たした鍋田さんは、将来の目標である「体育の教員」になるために勉学に励み、同時に少年サッカーチームのコーチも務めていました。
このように、引退後に大学へ進学し、教員の道へ進んだのが鍋田亜人夢さんのキャリアです。
鍋田亜人夢は地元静岡で体育教員に

鍋田亜人夢さんは、日本体育大学を卒業後は地元静岡で体育教員として活躍しています。
大学卒業した翌年度の2021年4月からは静岡市立東豊田中学校で保健体育を担当し、サッカー部の指導も行っていたとのことです。
24歳でプロサッカー選手を引退した鍋田さんでしたが、地元で子どもたちの成長を支える体育教員として第二の人生を歩んでいます。
サッカー選手はその選手生命が短く、引退後のキャリア形成が課題と言われていますが、
鍋田さんのセカンドキャリアはロールモデルの一つになっているようで、いくつかのメディアが体育教員となった鍋田さんを取り上げていました。